デンマークよりDanish Christian DailyのBirthePedersen記者が来日し、日本におけるアクティブ・エイジングの現状について取材した。
3月13日の午前中、ILCでは「高齢者の就業および社会参加」について水田邦雄代表よりレクチャーを行った。
また、午後にはILC企画運営委員の袖井孝子お茶の水女子大学名誉教授の紹介により、江戸川区の「熟年者生きがい施策」について、活動の現場視察と担当者インタビューを行った。
Pedersen記者からは、「デンマークでは、所得税約50%(高額所得者の上限75%)で高福祉高負担を実行してきた。しかし、高齢者は60歳で定年退職した後は何もせずに趣味の活動だけをすることがハッピーライフであるとされ、若者の不就業率は70%となっている現実がある。
一方日本では、少ない負担で手厚いサービスを実現するために、公的な部分に頼るだけでなく、有償無償に関係なく高齢になっても自分の能力を地域社会のために使おうとしている。そしてそれが結果として高齢者の健康を維持し、いきがいとなり、さらには医療費の削減にもつながっていることに大変感銘を受けた。デンマークでも見習うべきである。自国で報道していきたい」との感想が述べられた。
【スケジュール】
時間 | 内容 |
---|---|
10:30-11:40 |
レクチャー:「高齢者の就業および社会参加」 <水田邦雄ILC-Japan代表> |
13:15-14:15 | リズム体操視察および取材 <くすのきクラブ(老人クラブ)> |
14:30-14:50 | 江戸川総合人生大学視察 |
15:00-15:45 | 江戸川区熟年者生きがい施策の取り組み説明 <原野哲也福祉部長> |
16:00-16:30 | 学童保育におけるボランティア団体「ポケット」 活動状況視察 |
16:30-17:30 | 原野福祉部長へのインタビュー |
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