日本における高齢化対策の最新動向を調査することを目的に、ILC-UKより3名の調査研究代表団が5月15日から1週間の日程で来日しました。
ILC-Japanは、新総合事業に向けた生活支援・介護予防を中心に自治体やNPOなど、4日間の訪問先をアレンジし、調査に同行しました。
■来日者
Dr. Brian Beach (主任研究員)
Dr. Sally-Marie Bamford(研究・戦略部長)
Dr. George Holley-Moore(研究・政策マネージャー)
【訪問スケジュール】
時間 | 内容 |
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13:00 | ILC-Japan水田代表以下スタッフとの打ち合わせ |
15:00 | 訪問先の概要説明と視察のポイント 澤岡詩野(ダイヤ高齢社会研究財団主任研究員) |
15:30 | 日本の高齢化の現状と課題 小野太一(政策大学院大学教授) |
17:30 | ILC研究委員との意見交換 29年度研究(ケアマネジメント)について |
18:30 | 終了 |
時間 | 内容 |
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10:00 |
江戸川区役所 熟年者生きがい施策説明 斉藤猛(江戸川区副支部長) |
11:00 | 江戸川総合人生大学 視察 森本磨岐子(江戸川総合人生大学推進室長) |
13:30 | 「NPO法人 なぎさ虹の会」視察 松島なをみ(なぎさ虹の会事務局長) |
16:00 | 地域の居場所「なごみの家 松江北」視察 小沼光歩(江戸川区福祉部福祉推進課計画係長) 小嶋亮平(なごみの家松江北 主事) |
16:30 | 終了 |
〇江戸川区役所
1960年代から子育て支援や高齢者福祉に力を注いできたことから「福祉の江戸川」と呼ばれている。
要介護者だけでなく、元気な高齢者への生きがい施策に約30年前から取り組んできた。高齢者を「熟年者」と呼んでいる。
〇なごみの家
地域包括ケアシステムの拠点として2016年にスタート。社協が運営。
区内3か所に設置。29年度さらに1ヵ所開設予定。
〇NPO法人「なぎさ虹の会」
駅から遠く高齢化の進むニュータウンで、困った時に助け合える地域を住民自らの手で創り上げている。
「なぎさ虹の会」での折り紙ボランティアによる兜作成
時間 | 内容 |
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10:00 |
横浜市元気づくりステーション「レインボー」視察 世話人および保健師へのインタビュー |
15:00 | 横浜市元気づくりステーション事業の説明 横浜市健康福祉局高齢在宅支援課介護予防担当 元気づくりステーション事業の効果について ―「地域での活動と健康に関する調査」結果から― 渡邉大輔(成蹊大学准教授) |
17:00 | 終了 |
〇横浜市の施策「元気づくりステーション」【5/17】
地域の身近な場所で、地域の資源を生かしながら、継続して、介護予防や健康づくりの場を住民が主体となって作っていくことを目的に、行政が運営資金・人的に支援。現在、約240ヵ所で約6千人が平均月2回活動している。
元気づくりステーション「レインボー」での介護予防体操
時間 | 内容 |
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10:00 |
「DAYS BLG!」(町田市)視察 認知症の「働きたい」を叶える次世代型デイサービス 前田隆行(DAYS BLG!理事長) |
17:30 | 終了 |
〇デイサービス「Days BLG!」
(「Barriers」「Life」「Gathering」の頭文字)
「町田市つながりの開」(前田隆行理事長)が運営する次世代型デイサービス。利用者自らが主役として再び生活者となれるよう、就労を始めとするさまざまな社会参加の場を提供している。 同事業所では利用者のことをメンバーと呼ぶ。
「DAYS BLG!」認知症のメンバーによる
ホンダカーディーラーでの車洗浄活動
「DAYS BLG!」スタッフの皆さんと
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