研究:2000~2015年

平成24年度プロダクティブ・エイジングと健康増進に関する国際比較調査研究報告書

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研究名 平成24年度プロダクティブ・エイジングと健康増進に関する国際比較調査研究報告書
事業年度 2012(平成24)年
本研究の目的

高齢社会の急速な進行に伴い、高齢者がより健康でより多く社会の中における役割を果たしていくことが求められる。すでに進められている健康増進の取り組みをさらに効果的に実践していくことは緊急の課題である。
健康増進の効果を上げることは、疾病の予防、身体の体力維持のみならず活動的な社会参加を含めて積極的な生活(プロダクティブ・エイジング)の形成と大きなかかわりがある。
この課題について、本研究においては国際比較の中で現在の日本の高齢者の姿を浮き彫りにしながらさらにプロダクティブ・エイジングと健康増進に向けた有効な方途を明らかにしていく。それによって現在およびこれからの日本の高齢者の生活全般にわたるQOL向上のための具体的指針を見出す。
本研究においては、近年国際連合およびヨーロッパ連合で展開されているプロダクティブ・エイジングと健康増進事業の最新成果などと日本の進展とを比較し現在の在り方における課題と今後の展望を明らかにする。
具体的には、国際長寿センター・グローバル・アライアンスを通じて各国でプロダクティブ・エイジングと健康増進を進めている団体、個人の調査を行う。またそれと同時に国内外の既存調査の再分析、文献レビューも行い高齢者がより多く社会に参加するための方途を見出していく。

報告書名 平成24年度プロダクティブ・エイジングと健康増進に関する国際比較調査研究報告書
(A4版 271ページ)
報告書
刊行時期
2013(平成25)年3月
本報告書の内容

序文

.プロダクティブ・エイジングの歴史と現在の到達点

  1. 日本型プロダクティブ・エイジングのための概念整理
  2. 日本の超高齢社会における"Productive Aging"
    -特に後期高齢者の健康の視点から-

.プロダクティブ・エイジングと健康増進に関する各国のシステムと課題

  1. 高齢者の地域参加に関する基盤制度・政策の動向 -日本と海外
  2. 高齢者の地域参加 -日本とヨーロッパ・諸国
  3. プロダクティブ・エイジングにかかわる日本の政策課題

.プロダクティブ・エイジングと健康増進に関する国際比較データの再分析と考察

  1. プロダクティブ・エイジングと健康増進:国際比較に関する現状と課題の整
  2. 地域レベルからみた社会参加の健康への効果とその媒介要因
  3. 高齢者のライフコースと社会参加

.ILCラウンドテーブルミーティング

「世界の高齢者のプロダクティブ・エイジング」

.資料編

  1. プロダクティブ・エイジングについての各国法制・制度調査
  2. プロダクティブ・エイジングに関する日本・イギリス・オランダ インタビュー

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