シンポジウム

シンポジウム「高齢者の可動性について」
(2014.10.29)

ILC-GAメンバーによる半日シンポジウムAging & Mobilityが開催された。発表は、ミクロレベルへの働きかけを解説した部分と、政策などを語る部分の二部構成。

日本は「高齢者の可動性維持のためには何が必要か-高齢者の自立促進のために-」と題した発表を行った。政策として、高齢者の自立促進のためにどのような取り組みが行われているか、また高齢者の可動性向上のための環境整備の試み、2020年のオリンピック、パラリンピックに向けた環境整備なども視野に入れた解説を行った。その具体的な取り組み報告は、非常に説得力あるものとして受け止められた。

生と死-いのちの終わりを考える-国際比較の中から

【プログラム】

<Session 1:個人レベルの課題と予防>
  • Rosy Pereyra(ドミニカ共和国)「サルコペニア:高齢期の運動機能障害の忘れられた原因」
  • Susana Harding(シンガポール)「健康で長生きをしているか?-シンガポールの高齢者の健康寿命の性差についての調査報告」
  • Sebastiana Kalura(南アフリカ)「転倒の発生とリスク・ファクター、高齢期の可動性への影響:ケープタウン 調査より」
  • Didier Halimi(フランス)「モバイルエイジ(可動性+年齢):いかに虚弱高齢者の可動性を維持するか?パリでの実験結果より」
<Session2:マクロレベルでの課題と解決>
  • 水田邦雄(日本)
    「介護予防:高齢者の可動性を維持するために」PDF
  • Lia Daichman(アルゼンチン)
    「可動性の喪失、自律の喪失、QOLの喪失」
  • Iva Holmerova(チェコ共和国)
    「チェコにおけるアクティブ・エイジングに向けた地方と国の動きと長期介護の質の改善策」
<パネル>
  • Marieke van del Waal(オランダ)
  • Jayant Umranikar(インド)

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